数学のテストで2点を取ってからも、さらにのうのうと生活する私でしたが、
周りが大学受験を意識し始めているのはなんとなくキャッチできていました。
また、共通一次試験(後のセンター試験、現共通テスト)などの大学入試のシステムや配点、大学のランキング、入試勉強の教材や勉強方法に超詳しい川田くん(通称かわひろくん)という友人がいて、その子が何でも教えてくれたのです。
おかげで志望校を決め、入試に必要な科目も絞ることができ、ようやくスタートが切れました。
川田くんは超難関の岐阜大学獣医学部に現役合格するほど、とてつもなく優秀な生徒でしたが、ガリ勉という雰囲気は全くなく、服装もおしゃれで流行りやお店を教えてくれたり、なおかつフランクでユーモアもたっぷりの好青年でした。
そうした出会いもあり「自分もそろそろ勉強しなきゃな」と思うことができたのは、ようやく高2の冬…年が明けてからでした。
(いつ頃勉強を始めたか、はっきり思い出すことができず、本当はもっと後だったかもしれません…川田くんとは3年生で初めて同じクラスになったような気もするし…すると3年生になってから?でも、自分の中では高2の冬からスタートしたことにしておきます 笑)
そんな状況でも、川田くんを初め、普段バカばかりしながら普通に接している周りの友人が、勉強ではとてつもなく優秀な子ばかりだったため、私も普通に国公立に行けると信じていたのです。
しかし現実は、以前授業でやったかどうかさえも思い出せないほどあやふやな知識しかなく、参考書と問題集を買い込んで高1の一番最初のページから、授業なしで一つひとつ理解して、問題を解いてみるという作業が始まったのです。
その5へ続く